メイン用途がトレードと音楽鑑賞なのでながらく第一世代core i7のPCを使ってきて特にストレスも感じていなかったのですが、DTMを始めてからようやくPCに限界が来ているなと感じました。ウッキウキで買ったプラグインが重すぎて動かなかったり、シンセを複数立ち上げただけで動作が開くついたりしてこれはいかん…となってしまった訳です。

自作は中学生の頃からやっていたので特に抵抗はなかったのですがしばらく離れていた文化なので今どきのパーツってどんなのかな~と探していたらなにやらAMDがブイブイいわせてるじゃないですか…!
なんか面白そうだし早速流行りのRyzenを組み込んで、ある程度のことは大体やれるクリエイターPCをコンセプトに組んでみることにしました。
自作のメリットはやはりパーツの選定が自由である事や価格をやすく抑えることができる点です。既製品はデザインがよほど気に入らない限り自作を覚えてしまうと買う気にならないのですよね。
2020年現在ではryzen3000シリーズが発売されてしばらくたっていますが変わらず2000シリーズも優秀ですし何より圧倒的に安いのでDTM用途などでも気になってる方が多いのではないでしょうか?
3か月ほど使ってみて非常に快適に使えているので全体の構成をさらいながらryzen 5 2600についての所感をお伝えしていきます。
目次
完成図
youtubeなんかで見かける光るPCやってみたかったんですよね~

壁紙を適当に拾ってきてそれにカラーを合わせました。

うまく本体をとれるスペースがなかったのでデスク全体図なのですが見た目はこんな感じに仕上げることができたので満足です!
2000シリーズベースでも問題なくDAWの操作などもできますし簡単な動画編集ならサクサク進めることができるのである程度のPCを安く作りたい方にはryzen 5 2600は非常におすすめ。
後継機種が同じソケットででているのでアップデートが容易な点も◎です!
パーツ構成
予算は10万円前後でしたが生きているパーツが部屋に転がっていたのでいくつか流用をしています。音楽を作る上ではグラフィックなどはあまり重視されないのである程度にしてメモリをしっかり積みつつノイズの発生源となるファンを増やしすぎず、回転数を上げすぎずというところを目指していきます。
CPU:Ryzen 5 2600
上記でしつこく勧めている今回のマシンのメイン部分。そこそこ性能のファンが付属するためその点もコスパ良しですね。回転数を上げるとそこそこうるさいので気になる方はファンは買いましょう。
3600との性能差と価格差をみてお好みで決めるのが良いと思いますが16000円近辺でCPUが調達できるのはやはり大きな魅力だと思います!
メモリ:TEAM DDR4 2666Mhz PC4-21300 8GBx2枚
ryzenはメモリとの相性がある、との事ですがこちらなら問題なく動作している報告が多かったので選びました。3か月使っていますが一度もエラーなどなく安定動作しています。国内永久保証という点も選ぶポイントになりました。
マザーボード:ASUS TUF B450-PLUS GAMING 【MicroATX】
もっと安いマザーボードや流行りのコスパの良いマザーボードもあったのですがこれを選んだ1番の理由は音楽に合わせてLEDを点灯させることができる機能がついていたからです。
microATXにしたのは完全に気分です。買ったことなかったので…

正直どんなもんだろうとは思っていたのですがこれがなかなか派手過ぎることはなくシチュエーションを選べるので部屋を暗くすると結構楽しめます。
TUF B450-PLUS GAMINGは12VのRGB仕様でグラデーションしか表現できないため、ファンやPC本体を虹色に光らせたい方は以下のマザーボードがオススメです!
グラボ:MSI GTX 980 GAMING
部屋に転がってました。当時はハイエンドだったのですがいまは上位商品がたくさん出てわざわざ新しくこれを買う意味は薄いですね。見た目がちょっと良いくらい。

このグレードってほんと乗り換えが難しいんですよね…
似たようなスペックで組むならミドルの価格帯で消費電力がより小さいモデルだと良い気がします。今後いろんなスペックのPCに搭載されていく予感がする1660tiがおすすめです。
SSD:SanDisk 250GB
巷ではM.2が流行っていますが生かし切れるシチュエーションがあまりないためノーマルのSSDを選択。250GBなら5000円前後で非常にコスパに優れています。必要に応じて容量を増やしていきましょう!OSとデータ保存用で分けるのがオススメです。
電源:玄人志向 電源 KRPW-BK650W/85+
流用です。前代PCの電源がダメになったときに交換し購入から1年たってなかったためそのまま使いました。基本的に動作は安定しているのですが高負荷がかかるとすこしノイズが出る気がしますが許容範囲内です。値段を考えると何も言えないくらい良い働きをしてくれています!
ケース:Thermaltake Versa H26 White
こちらもコスパ重視で選びました。裏通し配線、側面アクリル、全面USBパネルと必要なものは一通りそろっています。10年前の基準でパーツを見ていると機能が目白押しなのにこの価格で良いのか…と思わされますね。
買う前はあまり気にならないのですが組みあがるとほぼ毎日ケースを見ることになるのでケースの見た目は意外と大事です。このモデルは非常にコスパが高いですが見た目が気になる場合は他にたくさんかっこいいケースがあるのでそちらがオススメです。
装飾

僕は白地には紫を添えるのが好きなのでケースファンはすべて取り換えました。デフォルトでケースにファンがついていますが数が少ないので光らせるつもりがなくても買い足すことになるかと思います。
LEDテープはマザボと相性のよさそうなものを選びました。LEDの個数が10個だと少ないかな?と思ったのですが思ったより光量が多いので十分です。
まとめ
コスパ重視で組んでいった結果流用したものを除いて46742円になりました。OSとグラボの分を加味しても10~11万ほどのスペックの現行品に近いスペックを安く仕上げることができたのではないでしょうか。自作ができるとこういうところで節約ができますしなにより構成を考える時間ってすごく楽しいんですよね。パーツの換装が容易なのもimacなどの既製品にはない強みです。
想定される増設は
- メモリ増設
- CPU交換(年単位で先の話)
- グラボ換装
あたりでしょうか。まだまだ先に話にはなると思いますがそのころには今の上位モデルが安くなっていると思うので…
このくらいのスペックで安く組みたいという方も多いと思うので参考になれば幸いです。
それでは~